「くさり」 2006年6月号 ヘッドライン

流れを変えた政策春闘 〜 関西地区生コン支部第3回中央委員会 〜
 中央委員会冒頭、武委員長は産業政策闘争や組織強化にむけて提起。当面の活動として「国策捜査に反対し、公正裁判を求める」署名活動の全国展開に重点をおく。労働運動に対する弾圧は、ビラ撒きだけで逮捕・長期勾留されるという市民運動に対する弾圧と連動し、民主主義に対する危機が全国的に進行する流れの一環として関生支部に対する弾圧がある。従って、23名の呼びかけ人による署名運動を全国展開し、国家的不当労働行為を国内外から告発する。
 従来の土曜稼動や値引き競争はアリ地獄の道であり、業界は破綻する。3月の春闘交渉以降、こうした流れを根本的に変え、業界の自立による再建と社会的信頼確保にむけての政策7課題を提起している。政策運動による業界の基盤が確立すれば、春闘要求も前進する。従来の流れを根本的に変え、業界をまともにする産業政策運動の存在感を社会的に示すことが大きなテーマだ。

奈良で新たな組織化実現 〜 相談相手は元同級生 〜
 奈良ブロックに新たな仲間2名が連帯労組に加入した。スポーツジムの仲間を通じて連帯労組の存在が話題に。相談に訪れると、そこにいたのは中学時代に机を並べた同級生。2人で力をあわせ、職場環境と労働条件の改善に励みたいと抱負を語っている。

「国策捜査の中止、公正裁判を求める」署名をスタート 〜 中小企業運動を全国に発信 〜
 「関西地区生コン支部事件」に抗議する署名活動が、ジャーナリストや学者、弁護士らの呼びかけで始まった。この署名運動にあわせ、中央本部がパンフレット「関西地区生コン支部事件とは何か」を発刊した。
 大阪府警と大阪地検が企てた国家ぐるみの労働組合弾圧=「関西地区生コン支部事件」の本質を明らかにしようと3月8日、4月18日に多くのジャーナリストや学者、労働組合代表が国会内に集い、相次いでシンポジウムを開催。国家権力による国策捜査と人質司法の実態を告発するとともに、各会代表23名の呼びかけ人による「国策捜査の中止、公正裁判を求める」署名活動をスタートさせることを決定。生コン支部中央委員会でも、この署名運動を通じて、生コン中小企業運動を全国に発信することを確認しあった。

>> 署名について詳しくはコチラ


徹夜の国会前行動 〜 気を緩めず、共謀罪を廃案へ 〜
 6月2日、「最悪の治安立法」「民主主義の枯れ葉剤」=「共謀罪」をめぐって国会は二転三転した。
 1日夜から民主党に寄せられた電話・FAX・メールは相当数にのぼり、市民の声が共謀罪採決をギリギリで止める力となった。2日夕、院内集会には約150名が集まり、福島社民党党首が報告。「気を緩めず、廃案まで追い込もう」と確認し合った。
 関西地区生コン支部も連帯労組各支部や他労組の仲間たちとともに、国会前の座り込み「共謀罪の新設反対」をアピール。「共謀罪」強行採決阻止の大きな力となった。

「労働運動再生の地鳴りがきこえる」 〜 出版記念シンポジウム 〜
  5月20日、「労働運動再生の地鳴りがきこえる」出版記念シンポジウムがエルおおさか大ホールで開かれ、約700名の労働者や市民が結集。著者の脇田憲一氏(労働運動研究者)と武委員長の講演やパネルディスカッションに聴き入り、21世紀が求める新たな労働運動再生への道を確かめ合った。またシンポの席上、今回の関生支部に加えられた権力弾圧の被害者が登壇。この間の支援に感謝の意を表すとともに、新たな闘いへの決意を示した。

>> 当日の詳しい報告はコチラ


地域・業種の枠を越えた運動体を創造
 6月4日、(仮称)「ネットワーク会議」設立にむけた初の集いが生コン会館で開かれた。
 当日、多数の役員・オブザーバー参加のもと、冒頭に主催者を代表して組織部長が挨拶。労働法制の改悪や規制緩和策の進行で情勢は激変し、労働者同士の絆を分断する政策が加速していること。敵の攻撃を仲間の団結条件として、少数が多数を支配する社会から多数の労働者が主人公となる社会を創るためにネットワーク会議設立の賛同を呼びかけた。

連載23 ブロック版(三田・東大阪)

弾圧なんかに負けないぞ 〜 兵庫3ブロックが激励家族交流会 〜
  5月21日、「弾圧なんかに負けないぞ」と激励家族交流会が開かれた。3ブロックから、不当な権力弾圧による逮捕・長期勾留に対して果敢に闘った委員長をはじめ、当日出席された5名の仲間を前にメッセージを読み上げて労をねぎらった。これに応えて武委員長が登壇して「今回の弾圧と長期勾留は、連帯労組の組織と運動の弱体化を狙ったものであることは明らかであり、逆に我々の運動の正しさを証明した。勾留中は時間の管理が大変で、足踏み運動に明け暮れた」など明るく語った。
 当日の交流会は、勾留中に減量した委員長の体重を元に戻そうと、焼き肉のほかに焼きそば、たこ焼きの屋台も用意。アルコールも十分あり、楽しいひとときをすごした。
 不当弾圧を抑止するには、組織を拡大し、権力につけ入る隙を与えない組織運営に徹すること。もし、弾圧に直面した場合は、家族の理解と協力、組合員一人一人の一層の団結が求められることを再確認できた交流会となった。

汐の香りと焼き肉に舌鼓 〜 東大阪家族交流会に100人余 〜
 5月21日、青婦部主催の家族交流会が貝塚・二色の浜公園で開かれ、ファミリー総勢100余名が集まった。
 交流会は青婦部長の司会で11時から進行。武洋一副委員長が挨拶で「組合員と家族の団結こそが活動の原点であり、大いに交流を」と呼びかけ、権力弾圧や06春闘の経過と課題について報告した。
 ブロック長の威勢のよい乾杯音頭ではじまった交流会は、待ちかねたようにファミリーが7ヵ所のバーベキュー焼き場を囲む。冷たいビールを片手に、用意された30キロの肉とウィンナー、野菜、おにぎり、特別料理の焼きそばチャーハンに舌鼓を打ち、野外の雰囲気も手伝ってすべて完食し、ひとときの交流を楽しんだ。
 胃袋も落ち着くと、ビンゴゲームが始まり、リーチやビンゴの度に歓喜の声。子ども達にはお菓子、奥さんにはささやかな参加賞が渡された。久々の野外での交流会に一同、大満足。次回にも大きな期待が寄せられた。


↑ページ先頭へ
連帯ユニオンホーム
関生支部ホーム