=文化部通信 Vol.7 =
グリーンコンクリート研究センターは、本年7月6日から8日にかけて福岡県で開催されたコンクリート製品の見本市「コンクリートテクノプラザ2016」にポーラスコンクリート製の植木鉢(ポラコン植木鉢)などの展示を行った。
ブースはポラコン植木鉢に興味を持った多数の来場者に埋め尽くされるなど、大きなの反響を呼んだ。
コンクリートテクノプラザとは、コンクリートに関する新技術、新工法、新製品のアピール、情報交換の場として2002年ごろから公益社団法人日本コンクリート工学会が主催開催しているもので、グリーンコンクリート研究センターは「コンクリートによる社会貢献」をテーマに毎年ブース出展を行っており、今回で6度目の出展となった。
今年度の出展の目玉は、淡路地域の環境保全団体「淡路グリーニングプロジェクト」や連帯ユニオンなどと共同で開発したポラコン植木鉢である。
このポラコン植木鉢は、ポーラスの揚水性(水を吸い上げる性質)により、水につけておくだけで植物に散水でき、かつ土を使用しない事により、植木鉢周辺が汚れず、害虫の発生なども抑えられるという優位性がある。
それを来場者にアピールしたところ、ブースには例年の2倍以上の来場者が訪れ、一時は人だかりとなるほどであった。
特に大学生の間で口コミで広がり沢山の大学生たちがブースを訪れ、熱心にポラコン植木鉢の話を聞いていた。
また、ニューヨーク在住のアメリカ人女性は水やりが簡易な点などに興味をもち、屋上緑化にも活用できるとして購入を希望するなど、大きな反響を呼んだ。
今後は、ポラコン植木鉢に興味を持った地域の学校などと共同で実用性の高いポラコン植木鉢やポーラスコンクリートによる農作物栽培システムなどを開発する予定である。
≪通信/グリーンコンクリート研究センター ≫
【 くさり8月号より 】