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関西クラフト支部・S化学闘争

◆年度末の一時金が 一方的に無くなる◆

 S化学では、長年にわたり年度末の3月に臨時賞与(年度末一時金)の支給が行われてきた。それが一方的に無くなったことから、組合は2010年に年度末一時金の団体交渉を申し入れた。  

 しかし、会社側は「年度末一時金は、恩恵として支給してきたものなので賃金にはあたらず、団体交渉に応じる義務はない」と言ってきたのだ。  

 分会は粘り強く団体交渉を求めたが、会社側はこれに応じなかったため、2012年2月に地方労働委員会に団交拒否のあっせんを申請した。  

 4月にはあっせんの調停が成立し、年度末一時金の交渉を行うこととなったが、会社は不誠実な対応に終始し、7月10日の団体交渉で決裂した。


◆分会長筆頭に多くの闘い展開!◆

 翌日から分会は腕章闘争に突入し、この日から分会長を筆頭に3年9ヵ月におよぶ長い闘いが始まった。  

 ビラまきに始まり、門前集会、事務所に連日の抗議行動を行った。7月19日には社内に組合旗を立てて、旗・腕章闘争となった。

 会社敷地内に居住している社長は7月11日以降、現在に至るまで、早朝から外出し、夜遅くまで帰ってこないという生活になり、組合から徹底的に逃げ続けている。  

 連日の事務所への抗議行動で、事務所のドアは暗証キーが必要なオートロックのドアになってしまった。この頃から毎朝分会の連絡会議を続けている。  

 地域に貢献し、住民の理解を得るために、週に2回の早朝清掃活動も現在まで続けている。休日には定期的に街宣カーでオルグ宣伝活動も行った。12月には会社横の公園で、決起集会を開催し、駆けつけてくれた多くの仲間と共に会社周辺をデモ行進した。


◆ 諦めず闘うことで成果は得られる!◆

 2013年12月には、「不当労働行為救済申立て」を行った。さらに、2014年からは週に2回の地域清掃活動に合わせて、早朝横断幕闘争を開始。  

 この様な粘り強い取り組みを行ってきた結果、2016年2月、地方労働委員会はS化学の団体交渉に不当労働行為(不誠実団交)を認定したのだ。  

 現在は、会社が組合に対する不誠実対応を認めたため、旗・腕章闘争を終結して、円満な労使関係構築に向けて事務折衝で話し合いを続けている。  また、団体交渉の場においても、組合の要求する資料の提示などに会社は応じるようになってきている。分会は「働きやすい職場」づくりを目標に、これからも粘り強く闘っていく覚悟だ。      

 S化学分会一同



  【 くさり3月号より 】




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