「くさり」 2006年2月号
盛大に06新春旗びらき 〜 弾圧でひろがる支援の輪 〜
・ 過去最多の来賓が支援・激励
・ 祝電、メッセージ
マイスター塾・経営者合同セミナー 〜 業界従事者の社会的責任 〜
圧送労使が第3回セミナー 〜 企業の社会的責任(CSR)を宣言 〜
「大谷・旭光事件」第13回公判 〜 協組加入の約束と決議 〜
<ルポ>生コン労組はなぜ弾圧されたのか 〜 「月刊世界」(岩波書店)で特集 〜
連載20 ブロック版(奈良・朝日・京津)
・ 寒波を突いてもちつき大会
・ うちの孫 〜子や孫が安心して暮らせる社会に〜
・ 熱帯魚を飼って20年 〜グッピーからアロワナまで〜
盛大に06旗びらき 〜 弾圧でひろがる支援の輪 〜
連帯労組に対する不当な権力弾圧が加えられて丸1年となった1月13日夜、近畿地方本部及び各支部共催の2006新春旗びらきが生コン会館で盛大に開かれた。旗びらきは政党・議員・業界・労組・友好団体など各界から133名の来賓(過去最多)と組合員ら計294名が結集。地本・関生支部両委員長が勾留中とあって、「めでたさも半分」のなか、支援と共闘の輪が飛躍的に広がっていることを象徴。会館は、会場に人り切れない仲間で溢れ、不当弾圧に対する怒りと闘いを共有する決起の場となった。 |
武・戸田両委員長の早期奪還めざし 〜 06春闘のテーマ 〜 新春旗びらきは、青年部員による勇壮な生コン太鼓の響きとともに幕を開けた。主催者代表挨拶に続いて、昨年末に保釈された5名の仲間が大きな拍手に包まれ、壇上に。「皆さんのご支援は本当に涙が出る程、嬉しかった。これを機会に、今だ拘束されている両委員長の早期奪還をめざして頑張りたい」と決意を披露した。 旗びらきは各界来賓代表から連帯・激励のメッセージが寄せられた後、和田貞夫協同組合大阪中小企業経営センター理事長、木村貴洋大阪兵庫生コン経営者会会長、岡本幹郎交通労連生コン産労書記長、加来洋八郎全港湾大阪支部委員長、武洋一連帯労組近畿地本書記長が大きなかけ声とともに鏡割りを行なった。 乾杯の音頭にたった和田貞夫協同組合大阪中小企業経営センター理事長は、「弾圧によって中小企業と労働組合の団結が強まり、政策要求が実現しつつある。労使一体で中小企業組合総研をたちあげ、マイスター塾を開講し発展しつつある。本旗びらきを契機に、武・戸田両委員長を早期に奪還し、今春闘で大きな成果を」と呼びかけ、新たな闘いへの祝杯をあげた。 |
揺らぐ社会の信頼 苦難を粟り越えて 弾圧にめげない運動 米軍再編の標的は 弾圧支援態勢を構築 業界秩序確立がテーマ 仲間の早期奪還へ全力 業界秩序の再構築へ 狙いは業種別運動潰し |
【政党・議員・自治体】 小泉独裁政権のもとにある司法に、いま国民は限りなく不信を募らせています。与党の政治腐敗には目をつぶり、経営団体の顔色をうかがいながら特定の労働組合に弾圧を加える、こんなことが許されてよいはずがありません。旗びらきを決起の場とし、さらに力強く前進して下さい。元労働大臣・全日建顧問・永井孝信/参議院議員・おだち源幸/衆議院議員・辻元清美/前衆議院議員・大谷信盛/前衆議院議員・中川おさむ/皆様は、組合員の労働条件の向上はもとより、広く、生コンの製造・輸送、建設業で働く労働者の生活と権利を守るため、業界の基盤整備、政策課題に取り組んでこられました。また、「消費者とのユーザーフォーラム」の開催、「マイスター塾」開設などの活動は、府民の安全・安心を守るために誠に時機を得た取り組みであり、深く敬意を表します。大阪府知事・太田房江/大阪市長・關淳一/吹田市長・阪口善雄/大阪府議会議員・はんだ責/大阪府議会議員・尾辻かな子/大阪府議会議員・西脇邦雄/大阪市議会議員・おくの正美/大阪市議会議員・紀野敏明/大阪市議会議員・神原昭二/加茂町議会議員・曽我千代子/新社会党大阪府本部委員長・山下けいき 【労組・共闘関係・業界】 |
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マイスター塾・経営者合同セミナー 〜 業界従事者の社会的責任 〜
マイスター塾の発展へ 1月28日、「マイスター塾・経営者合同セミナー」が三井アーバンホテルで開かれ、関連業界に従事する労使が経済と社会の現在地と発展にむけてのテーマを学びあった。 昨年10月にスタートしたマイスター塾基礎課程が順調に進行し現在、第2期マイスター塾の開講と専門課程の準備に着手していること。「耐震強度偽装事件」が大きな社会問題となるなか、建造物の基礎資材として使われる生コンの製造・輸送・圧送業界に従事する労使の社会的責任が強く求められるとして、マイスター塾の充実・発展を通じて目的達成に全力を尽しあうことを呼びかけた。 セミナーは、経済評論家の今掘努氏が「景気の回復基調はいつまで?−格差広まる日本経済−」をテーマに講演。経済の特徴と大きな変化として、(1)日本の少子高齢化=人口減による産業構造の根本的な変化、(2)21世紀は、地球人口の3分の1以上を占めるアジアの時代、(3)米国スタンダードによる優勝劣敗、規制緩和による貧富の格差拡大を指摘。財政・公共事業の縮小と競争激化により、各産業と企業は新たな付加価値が求められること。さらに、企業人としての社会的責任とコンプライアンス(法令順守)を通じてユーザーや国民に安全・安心を提供する責務があることを強調した。 続いて、組合総研常務理事が「マイスター塾の取り組みについて」の概要を説明。人的資源のレベルアップをめざすマイスター塾の未来を示した。 ソフト面重視の人材育成 |
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圧送労使が第3回セミナー
企業の社会的責任(CSR)を宣言 1月17日、第3回大阪圧送労使セミナーが三井アーバンホテルで開かれ、建設・生コン・圧送業界が取り組むべき課題を労使で学びあった。 あいさつに立った大阪生コンクリート圧送協同組合理事長は、阪神淡路大震災から丁度11年目。耐震強度偽装事件が大きな社会不安となる中、全圧連と大圧協組は技術・安全問題を最重点に取り組む課題であることを強調。3つのキーワードとして、(1)コンプライアンス、(2)CSR(企業の社会的責任)、(3)「安全・安心−の宣言を発したことを紹介した。また、桑田秀義大阪コンクリート圧送労組委員長は、偽装事件の背景にコスト優先のダンピング・安値受注があること。品質管理・安全施工を最重点に取り組むとともに、武委員長らの早期保釈を求める運動を労使で取り組む決意を示した。 セミナーは、建設産業専門団体近畿地区連合会会長が「建設専門業者の今後のあるべき方向」、日本建築総合試験所材料部大淀試験室長が「圧送業者がなすべきこと」、関生支部副委員長が「産業政策について」をテーマにそれぞれ講演。安全・安心なコンクリート構造物を社会に提供する諸課題を学びあった。 |
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「大谷・旭光事件」第13回公判 〜 協組加入の約束と決議 〜
(「大谷・旭光事件」について、詳しくは>>不当弾圧情報特集のページをご覧ください)懇話会役員が証言(懇話会の説明は>>コチラ) 1月16日、「大谷・旭光事件」の第13回公判が大阪地裁で行なわれた。公判には昨年12月15日に釈放された5名も出廷し、今なお勾留中の武委員長と久々の対面に激励の言葉を掛け合った。 公判は、弁護側からの証人尋問が行なわれ、関西生コン関連中小企業懇話会(以下、懇話会)の事務局を担当する会社役員が証人に立った。尋問は、生コン業界の情勢や大阪広域生コンクリート協同組合設立に至った経過と推移、及び事業活動、懇話会設立に至った経過と目的等について行なわれた。 懇話会設立の契機となったのは、03年5月18日に宝塚で開かれた「関西生コン創業50周年記念行事」であったこと。業界の危機打開と近代化にむけ、アウト(協組非加入社)とイン(協阻加入社)の大同団結が求められていたこと。生コン業界の再建と安定化を目的に03年10月1日、懇話会が設立されたこと。さらに、大阪兵庫生コン経営者会が04年3月の総会で「特別会員加入制度」をつくり、アウト企業17社全社を特別会員とし、6ヶ月後の9月末を目途に広域協組に加入することが決議されたことが証言された。 そして、懇話会加入のアウト企業は、工組・協組に加入する約束が交されていたこと。その為に推薦人が必要であることや、協組加入時期についても確認されていたこと等の事実関係が述べられた。 |
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<ルポ>生コン労組はなぜ弾圧されたのか 「月刊世界」(岩波書店)で特集 |
狙いは中小零細業者 月刊『世界』2月号(岩波書店)誌上で、ジャーナリストの安田浩一氏が、関生支部に対する一連の権力弾圧事件と生コン業界の動きをテーマに書き下ろしている。 安田氏は、ルポ「生コン労組はなぜ弾圧されたか〜連帯労組執行部逮捕事件」をタイトルに、中小企業運動に対する刑事弾圧の不当性と1年以上に及ぶ武委員長の異常な長期勾留の実態を告発。弾圧「事件」を紐解くカギは、「協同組合の組織化=中小企業の団結にこそ隠されている」と指摘している。 05年1月13日、「威力業務妨害・強要未遂」容疑で武委員長らが逮捕・勾留されて既に1年以上を経過。最近まで、6人の労組役員が長期勾留を強いられ、武委員長以外の役員は昨年12月15日にようやく保釈されたが、相前後する形で新たに2名が逮捕された。今回の「事件」の異常性が最も顕著に現れたのは、逮捕時におけるマスコミ報道の ハシャギぶりだった。だが、業界内部でも「なぜ刑事事件に問われるのか」と逮捕を疑問視する声が高まっている。ある生コン業者は、「逮捕劇から1年が経って、『仕掛け』の中身が見えてきた」単なる労組潰しではなく、本当に狙われているのは、生コン業界の中小零細業者だと思う」と語る。 コンクリートの安全性や業界の地位向上のためには、まず業界自身が大資本と対等な力関係を結ぶ力量を備えねばならない。そのために必要なのが、協同組合である。連帯労組が刑事弾圧されて喜ぶのは、格安戦略で業績を伸ばす協組未加入業者と、それを有難がるゼネコンやセメントメーカーである。事実、弾圧以降、関西の生コン業界は大きな危機に直面している。 品質・安全よりも競争原理が席巻し、過度の価格競争(最高で5千円引)や土曜稼動の実施、生コン工場の新設などによって安値乱売に拍車がかかる。安田氏は、今回の弾圧事件と業界に与える影響を追い、「連帯労組に加えられた弾圧は、業界の近代化に逆行する」と結んでいる。 |
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連載20 ブロック版(奈良・朝日・京津)
寒波を突いてもちつき大会 〜復帰した仲間も合流〜 |
昨年12月23日、奈良ブロック恒例の「団結もちつき大会」が開かれた。 前日、今冬一番の大寒波が襲来。準備・仕込みの最中には、横殴りの雪で奈良市内も3センチの積雪。夜の凍結次第では最悪、中止せざるを得ない状況だったが、当日は寒気が残ったものの快晴となった。 冒頭、あいさつに立った副委員長は、連帯労阻に仕掛けられている刑事弾圧の渦中、昨年12月15日に5名の仲間の釈放が実現できたこと。だが、今後も更なる弾圧が続くことが予想されるが、ブロック・分会・家族の団結を深めて弾圧を粉砕し地本・支部の両委員長を取り戻す闘いを強化することを訴えた。 長期の拘束から復帰した仲間のうち、2名の執行委貝も元気よく交流会に参加。あいさつに立ち、組合員と仲間の団結力と行動力で5名が釈放されたが、今なお仲間が勾留中であることから早期釈放をめざして運動を展開する決意を表明した。 人気ナンバーワンのおでん |
うちの孫 〜子や孫が安心して暮らせる社会に〜 |
目に入れても痛くない? 孫というのは、本当に可愛いもの。自分の子孫、また分身の分身がいるというのは良いことです。 いま、上の孫が女の子8歳、下の孫が男の子で1歳。孫をもつというのは、本当に幸せです。2人とも嬉しいことにおじいちゃん子で、親と遊ぶより私と遊ぶ方が良いといいます。 近所に「しあわせ村」という公園があり、広くて沢山の遊技施設があるので、孫たちを連れてよく出かけます。 上の孫娘は、生意気に大の温泉好き。小さい頃から大浴場や温泉によく連れていったのが原因で、今でもよく温泉に連れていきます。 最近は、幼児や児童が犠牲となる事件や事故が多く、怖い世の中になりました。この先、平和な世の中にすることが私たち大人の責務です。孫たちには、危険を感じたら周りを見て行動しないと駄目だと言い聞かせています。 【朝日分会・Nさん】 |
熱帯魚を飼って20年 〜グッピーからアロワナまで〜 |
魚を観察すると頑張る意欲が・・・ 私が熱帯魚を飼い始めたきっかけは、今から20年前のこと。友人から貰ったグッピーを飼うと次々に子どもを産み、一時は水槽が10ケース以上になり、電気代が月2〜3万円以上にもなって嫁もカンカンに。今では、長さ120センチと60センチの水槽の2ケースとなった。 大きい方の水槽には、大型魚で古代魚の「アジア・アロワナ、シルバー・アロワナ、肺があるアルビノ・ポリプテルス」を飼育。さらに、私が阪神ファンで何かタイガースの名がつく熱帯魚を探していたら、「タイガーシャベル」というナマズの仲間が加わった。そして、小さい方の水槽には、昔からいるグッピーが何代にもなるが今でも飼っている。 この熱帯魚たちに毎朝餌をやり、仕事から帰ると魚の観察をしている。この時間帯は気持ちが落ち着き、「また、明日も頑張ろう!」という気分になるのですが、少し変でしょうか? 皆さんも興味があれば是非、熱帯魚を飼ってみませんか。 【京津ブロック・グッピーより】 |
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