「くさり」 2006年7月号 ヘッドライン

国境を越えた日韓労働者の連帯 〜 大阪・静岡・東京で共同行動 〜
 資本が国境を越えて労働者支配を強めるなか、労働者も資本の攻撃に対抗して国境を越えた連帯で共同行動を展開。02年に始まった日韓生コン労働者の共同闘争は、建設・ダンプなど業種の幅を広げ、日韓建設運送労働者共同闘争へと量的・質的発展を促してきた。今夏も韓国の全国建設運送労組の代表団が来日。日韓労働者決起集会をはじめ、以降、大阪・静岡・東京で交流や集会など共同行動を展開。第8回太平洋セメント株主総会闘争まで行動を共にし、日韓労働者の絆を深めあった。

法違反・弾圧政策の責任を追及 〜 第8回太平洋セメント株主総会闘争 〜
 6月28日、韓国訪日団とともに日韓労働者の共同行動として太平洋セメント株主総会闘争を展開。第8回太平洋セメント定時株主総会会場の前には、全国から駆けつけた仲間と支援団体が結集。社前で抗議・宣伝活動を展開するとともに、株主総会で同社の経営責任や日韓労働者の弾圧政策の不当性、さらに、同社が掲げるコンプライアンス(法令順守)に相反する法違反の実態を追求した。

セメント事業の問題点 〜 本業で動脈硬化 〜
 第60回セメント技術大会の特別講演で、著名アナリストが「投資家の注目が高まるセメント業界」をテーマに講演。「セメント業界の売上高がこれほど落ちているのに利益を増やしている産業は稀であり、静脈事業が収益を牽引し、収益構造が変化している」「リサイクル事業で利益が上がっている半面、セメント事業そのものでは利益があがっていない。私の試算では、セメントの利益のうち7割や静脈事業で出しており、動脈事業では3割しか出ていない」と指摘している。

5年連続ゼロ回答打破へ 〜 社会と消費者の信頼確保へ。政策課題を推進 〜
 生コン関連5労組の交渉決裂(3月29日)以降、久々に開かれた6月30日の大阪兵庫生コン経営者会との第5回共同交渉で、5労組代表は、(1)5年連続の「賃上げゼロ」を断じて許さず、5ケタ以上の賃上げ、(2)年間一時金200万円以上の回答を強く求めた。
 だが、経営側は「賃上げゼロ」に個室したことから、労働側は経営側の不誠意な姿勢を厳しく追求。代表交渉を経て、「賃上げは、労組の要求を尊重し、9月末までに再協議し決着する」「一時金及び福利厚生資金は、昨年実績を暫定支給し、協議を継続する」ことで暫定合意。政策運動と連動させ、経済要求実現の道筋を切り開いた。

関連労組の代表ら、「欠陥橋」の実態を視察 〜 垂井高架橋(京奈和自動車道) 〜
 生コン関連労組代表は6月26日、和歌山県橋本市内で建設が進む京奈和(けいなわ)自動車道の垂井高架橋は、2002年4月に完成。翌03年10月、発注者である国土交通省近畿地方整備局の職員が橋桁に多数のひび割れがあるのを発見。橋桁の側面や底面、床板面など、上部構造全体に無数のひび割れや、たわみが生じていた。
 現地を視察した生コン関連労組の代表は、「現場に従事する者として、コンクリートの品質保証と補償システムの確立が求められていることを実感。瑕疵補償保険の有用性を社会的にアピールしたい」と語っている。
>>瑕疵補償保険とは

「国策捜査」に反対し「公正裁判」を求める署名活動を全国展開中!
 6月から開始した署名活動は、中央本部と各支部で展開している。新潟、静岡、東海の各支部は、有効労組や民主団体への要請行動を一斉に展開。さらに個人署名を拡げるため、各地の集会や行事にあわせて運動を展開している。関西では>>KU会が大量宣伝と街頭行動を展開。地本・各支部もラストスパートにむけて署名の集中行動を展開している。

第8回盲導犬育成の為のチャンプチャリティー
 7月3日、各界著名人も参加して同チャリティーゴルフ大会が開催された。ボクシング界より具志堅用高、渡嘉敷勝男、輪島功一、竹原慎二さん他。野球界より稲尾和久さん、芸能界からキダ・タロー、オール巨人さん他。相撲界から藤島親方、また坂之下女子プロも参加した。
 大会は、チャンプチャリティーゴルフ大会事務局が主催し、社会福祉法人兵庫盲導犬協会とセメント・生コン関連業界の協力で運営され、4サム・ダブルペリア方式でスムーズに進行。大会の結果、タレントのオール巨人さんが優勝。盲導犬育成のチャリティー金は、大会会長の武委員長から手渡された。この大会の模様は、8月27日のサンテレビチャンネル(36チャンネル)で放送される。

コーイキ分会が結成30周年 〜 関係者、160人が集う 〜
 7月2日、コーイキ分会結成30周年記念式典が開かれ、業界関係者と組合員約160人の参加で賑わった。
 式典はまず、76年2月27日の分会結成時から今日までの模様をDVDで上映。主催者を代表して分会長が挨拶し、関生支部に加えられている不当な権力弾圧と断固闘う決意を披露した。2部のアトラクションも盛り上がり、全員でガンバローの歌を熱唱。盛大な30周年記念式典となった。

連載24 ブロック版(市内)

有志の家族で釣り大会
 有志の家族が呼びかけて、「へらぶな釣り大会」を開いた。主催者のMさん夫妻とIさん夫妻+娘さんは、どちらの奥さんも腕前はプロ級!当日は朝早くから次々と参加者が集まり、釣りの準備を始める。参加者のうち4名は素人に近く、MさんIさん両プロに仕掛けや餌づくりまでしてもらい、いよいよ釣り開始となった。
 開始直後、私の竿が綺麗に弓のごとくしなり、まず一匹ゲット。その後、次々と周りの仲間もつり上げて賑やかな時間がすぎた。注目は、次々とつり上げ数を増やすIプロの娘さんにはびっくり。さすが、親の血をひくだけあって上手い。
 今田会の結果は、優勝Sさん、第2位は同じ分会のNさん。二人とも素人なのに、よく頑張った。

韓国の仲間と親善交流
 韓国・全国建設運送労組の訪日団を迎え、生コン工場で親善交流会を開いた。雨対策にシートを張り、焼き肉の準備を整えて韓国の仲間を待つ。市内ブロック恒例の特別メニューは、Dさんの料理。酒量も進み、時間も忘れ、朝日の仲間と韓国の仲間がともに輪になって、身振り手振りで通訳も加わって気軽にディスカッション。交流会は大成功となった。


↑ページ先頭へ
連帯ユニオンホーム
関生支部ホーム